中高年の就職を確実に勝ち取るコツ

*

1.中高年を取り巻く就職市場の変化

 かつては中高年になれば、就職先など見つからないとされていました。
 たとえ就職できたとしても、年収や待遇のダウンは避けられないとも言われていました。
 ですが、日本が長い景気低迷に苦しみ、企業が若者を育成する余裕がなくなってからは、即戦力として利益に直結する中途採用に力を注ぐようになり、中高年が改めて注目を集めるようになったのです。
 
 大手企業であっても、時代のニーズの変化と企業経営のマッチングに苦しみ、リストラを余儀なくされる世の中です。
 これまでのキャリアを活かして、多角的な視野で戦力として役立てる中高年は、今後ますます活躍の場が広がることが予想されます。キャリアアップにつながる転職が果たせる時代が来たのです。
 ただし、その恩恵にあずかるためには、応募者自身の意識改革や、用意周到な計画に基づく就職活動を行う必要があります。
 中高年層のニーズが高まっているいまのうちに、自分の価値を評価してくれる求人に出会えるよう、活動を行っていきましょう。

2.中高年が企業に評価されるポイントとは?

 転職市場における中高年の強みは、一体なんだと思いますか?
 それは、部下の管理や指導、教育を行いつつ、自分の上司に正確な報告を的確に行い、指示を仰いで現場にフィードバックするという、企業運営の中核を担う「オールマイティーさ」です。
 景気回復の兆しはあるものの、いまの日本企業では、ある程度年齢を重ねた中途採用者に管理業務に専念してもらう体力はありません。
 プレイングマネジャーとして、現場で一定の成果を出しつつも、経営陣と若いスタッフの意識のずれがないように、社内外の調整を行える能力が高く評価されます。
 自分の持つノウハウを部下や後輩に伝えつつ、組織で利益追求できる風土をつくれるのは、中間管理職を担う中高年にしかできない仕事です。
 そこで必要となるのが、調整力であり、人間関係構築力であり、交渉力という、人間性に直結する能力です。
 過去の実績に固執することなく、これまでのキャリアで培ったノウハウを活かして、常に変革・成長を意識できるかどうかが、キャリアアップにつながる転職を果たすためには重要です。
 
 さらに、自分個人が転職市場でどんな価値があるかも、冷静に見極めなければなりません。
 自分と同じような経歴の応募者があらわれたとき、自分にしかできない何かを持てるかどうかが採否を分けます。
 徹底的な自己分析と、オリジナルのアピールポイント探しが、就職活動には大きな影響を与えるのです。

3.企業が中高年に求める能力

 企業が人件費の高い30代から50代の採用を決めるのは、それに見合う利益を担保してくれることを期待しているからです。 
 業界や職種で培ってきたキャリアと人的ネットワーク、さまざまなノウハウを駆使して、それまでにはなかった販路を開くことを、企業は求めています。
 その中には、個人として自分の年収分の仕事は担保すること、これまでにない発想で業務改革やコストダウンを進める能力、その際社内に軋轢を生まない交渉力を持っていることが、必要になる場面が多いのです。

 中途採用されるひとの共通点を探してみると、自分が持つ強みをアピールしながらも、応募企業が求める人材についてリサーチし、要望にはフレキシブルに応えようとする姿勢が見えることがあげられます。
 採用後に年齢を重ねたら、いずれ経営的な視点で判断を下す立場に立つことになります。
 そうした企業の将来を視野に入れたニーズに気が付けるかどうかが、大きなポイントになります。

 応募の際も、自分の都合や希望だけでなく、応募企業に何を求められているのか、そのニーズに応えられる能力があることをどう伝えるかを真剣に考え、準備をするようにしましょう。

4.中高年の転職サイト活用術

 就職・転職を考えるなら、在職中に活動を行うことをおすすめします。
 退職後に集中して転職活動をしようとする方も多いのですが、履歴書や職務経歴書にブランクがある時点で、書類選考の通過率が下がりますし、生活費や活動費の心配をしていると、早く内定したいという気持ちが優先になり、求人のチェックが甘くなることで、妥協を余儀なくされてしまいます。
 複数の転職サイトに登録すれば、自分の経歴を登録しておくだけで、企業からのオファーを待てるスカウトサービスが活用できますし、毎週転職サイトから希望条件に合った求人が届きますから、効率的に求人を探すことができます。

 また転職サイトの多くに、あなた個人の市場価値をチェックできるコンテンツが用意されています。自分の市場価値を知れば、それに対して対策をたて、戦略を練ることも可能です。
 自分と同じような経歴のひとが就職・転職に成功していれば励みにもなりますし、同年代の転職活動とを比較することで、自分の進め方を振り返り、改善するチャンスも生まれます。
 積極的に活用して、自分の市場価値向上につなげましょう。

たゆまぬ自己啓発を心がけよう!

 中高年でも満足のいく就職が実現できるのは、常に自己啓発を意識しながら、キャリアを積んできたからです。
 市場も時代の流れによって変化しますし、企業によって求められる能力や成果も異なります。
 自分を取り巻く環境の変化にいち早く対応し、自分に価値づけできるように意識していれば、それは仕事の実績や能力となって現れ、未来の自分の武器になるのです。
 満足のいく就職を果たすためには、目の前の仕事に常に全力で取り組み、自分の考えに固執することなく、周囲と協調しながら柔軟に対応できる、人間力が不可欠です。
 就職のための応募書類や面接での応対で、自分ありきにならないよう、自分が企業に貢献できることは何かという視点で、採用担当者に対峙するようにしましょう。
 年齢の高い中途採用者を入れることは、企業にとってはリスクでもあるのです。
 自分を成長、向上させるために、常に自分に投資をしながら、いざというときに備えておきましょう。
 これまでできていなくても、意識を変えるように意識して、企業が求める人材に近づく努力をすることが大切なのです。

リクナビNEXT
詳細
★★★★★
・求人情報総数は業界トップクラス
・転職成功ノウハウが満載
・会員登録者は406万人以上

公開日:
最終更新日:2015/04/22